郡上八幡城主は江戸時代に入って、遠藤家、稲葉家、井上家、金森家、青山家と代が替わりましたが、これは、青山家の日光東照宮代参行列※の様子。青山家は、徳川幕府の老中にもなった由緒正しい家柄で、東京の「青山」という地名は、青山家のお屋敷にちなんでつけられたとか。 ※将軍に代わって東照宮へ詣でるほど青山家は名家だった 幕末頃描かれたと言われる古文書の巻物を見ているうちに、行列の侍たちか、これを描いた画家の気持ちがそうであるのか、行列そのものの立派さよりも、ひとりひとりの人間に興味を持って描かれているのがおもしろくなりました。 たとえばわらじが切れてすげていたり、殿様の前を行く人は、ぴっと緊張して歩き、殿様の後ろを行く人は、ぶらぶらのんきそうにといった表情がおもしろく、これを立体にしたら楽しいだろうと、人形というよりは人間味のある作品にと願い表現してみました。 ちなみに、人形の行列だけで二十メートル以上になります。
※遊童館では、紬の家の周りを囲む木々は、季節によって変わります。また、四季の移り変わりを楽しんでいただくために、その周辺に繰り広げられるくらしの風景も、季節ごとに替えて展示しております。